KUMA EXHIBITION 2021(クマエキシビション2021)

平面作品

辻褄を合わせあう

FUKUMI NAKAZAWA

人が使う道具などには人の輪郭が含まれていることがある。だから道具と人間は融解しあっても不思議でないと思う。人のような形をした人間は、人の形をした人間より人間らしいと思う。私が描くのは、「人で創造する世界」に住む人々の日常。自身の身体を奇形し、生活の効率化、利便性の向上をはかる。奇形させた身体を道具として 利用し働くものもいれば、娯楽を目的とした施設に成り代わるものもいる。なりたいものに姿を変え、人のみですべてを担える世界。