絵画
tone
KENTA KAWABATA
あらゆるものが完璧にコピー可能な現代では、あらゆるものが代替可能となり1つ1つの価値が希釈されている様に感じる。 見たいものを簡単に見たような気になれる現在だからこそ曖昧になり知覚することの難しくなった現実の存在をテーマとした。 本作品には鏡面の様な表面処理を施しておりガラスに映り込むように鑑賞者が絵画作品に映りこむ。 鑑賞者と絵画の間にノイズを作る事で、直視しているようでフィルターを通して物事を見ている、現在特有の視覚体験やコミュニケーションを表現しようと試みた。