インスタレーション
Extreme直写
TSUCHIDA SHO
画家小松均が行なった「直写」(現場主義的な古典的日本画の絵画論)の継承と「アクションペインティング」(身体が介在する方法論)から絵画の拡張を模索します。私には2人の自分が存在します。伝統を重んじる考えと私が現在生きて表現を行う上で必要なリアリティの獲得のため「絵画」という方法だけでなく必然的に複数のメディア、行為等が介在する表現に展開します。極端に受信した情報が精神の限界を迎えるエクストリームスポーツのように、直写による精神の没入とアクションペインティングの流動的身体性という2つの表現思想を結びつけることに表現の新規性を見出します。また写実の限界にパフォーマンスを含むことで、絵画に新しい光をあてることを目的とします。