KUMA EXHIBITION 2021(クマエキシビション2021)

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KUMA EXHIBITION 2021 が無事終了いたしました!

4月27日(火)から5月31日(月)の間、特設ウェブサイトにてオンライン展示会として実施された『KUMA EXHIIBITION 2020』は、想像を上まる沢山の方々にご覧いただき、無事終了いたしました。

「先の状況が読めなくても、4期生41名の作品をしっかり発表したい」という想いのもと、コロナ禍での展示会の形として【オフライン】と【オンライン】の両軸での実施となった今回の展示会。多くの文化事業や活動への制限が余儀なくされる中、41名のそれぞれの想いやヴィジョンを感じる活気に溢れていました。

| 特別内覧会の実施

今回の展示会は、リアルな会場での「特別内覧会」と展示空間をデジタル上で完全再現した「オンライン展覧会」の2つに別れ構成されました。

特別内覧会は3月19日と20日の2日間にかけて行われました。感染症対策が十分に行えることを条件にしながら選定された清澄白河の倉庫(現: tokyo bike 清澄白河店)にて、合計28名の学生の作品が展示されました。

感染症対策として一般に広く公開や集客することは行わず、関係者などの完全招待制のイベントとして行いました。年間通してオンラインのみでの交流が中心となった4期の学生にとって重要な交流も生まれ熱量と活気のある場となりました。

今回会場構成に関わったのはトラフ建築設計事務所。オンライン展示会会期中に建築家の鈴野 浩一さん、禿 真哉さんにもインタビューを通じてお話を伺い、今回の展示会での狙いや想い、印象に残った作品なども詳しく伺っておりますので、興味がある方は是非こちらのインタビューも合わせてご覧ください。

| オンライン展示会の実施

大きなトラブルなどもなく盛況のうちに終了した特別内覧会。その1ヶ月後に「オンライン展示会」が実施されました。「Walk-through Gallery「Online Theater」と二つのカテゴリに別れ、4期生41名の展示作品と作品解説のインタビューが、4月27日(火)から5月31日(月)までの期間限定で特設ウェブサイトにて公開されました。

Walk-through Galleryのマーターポートの様子

 

「Walk-through Gallery」は特別内覧会での会場の様子をMatterport(4K3Dスキャンカメラ)で撮影し、デジタル空間上に展示空間を完全再現したもの。空間を練り歩くかのように操作することができ、作品にカーソルを合わせると作家による作品解説のインタビューを視聴できます。

このように作品ごとの解説が公開されている。

今回演劇やパフォーマンスなど観客を要するクリエイターは「特別内覧会」でのライブ発表を控えました。「Online Theaterでは、そのような作家の活動をオンライン上での映像作品として発表いたしました。作品のみならず、創作風景もあわせたインタビューや解説を合わせて掲載することで、実際に作家が在廊している展示会に訪れたような体験ができると非常に好評をいただきました。

Online Theaterには様々なジャンルの作品が並んだ

|最後に

コロナ禍において、先立った予測をつけることが難しい中で行われた今回のKUMA EXHIBITION 2021。特設サイトですが、現在はアーカイブサイトとなり41名の作品を観覧することができます。様々なパートナーと学生クリエイターの協力の元【オフライン】・【オンライン】の二軸で展開をしながら実現することができた今回の展示会。活動の制限の中でも、それぞれの想いと熱量を社会に拓く場になったのではないかと思います。

未だコロナの収束の目処は不透明ではありますが、新たに5期生の71名の採択も決定しており、活動が始まっております。卒業生も含め、新進気鋭のクリエイターのこれからの活躍に乞うご期待ください!

 

[ プロジェクトスタッフ ]

クリエイティブディレクター+メインビジュアル:モリヤマタカヒロ
プロデューサー:石井正人
ラインプロデューサー:宮岡志帆
展覧会ディレクター/会場構成:
トラフ建築設計事務所(鈴野浩一、禿真哉)
住田百合耶 (クマ財団1期生)
施工:株式会社東京スタデオ
WEBサイト:株式会社マイティ・マイティ
PR:CINRA / 美術手帖 / CG World