困らせる糸鋸
なんらかの「ルール」を課し、独自の「構造」を創り上げる4名の新進アーティスト《植田 爽介 / 後藤 宙 / 渋谷 七奈 / 細井 えみか》による企画展
全てのものに存在する「構造」は物質としてのみならず、思考や創作するプロセスにも存在します。今回の展示では、なんらかの「ルール」をもって、独自の「構造」を創り上げる作家に注目します。参加する4名の作家は、これまで視覚的に、もしくは思考の中で構造に対しての試みを繰り返してきました。
意味やメッセージを排除しながらも、即興やライブなど偶発的な要素を取り入れ、糸を使った立体作品を軸に活動する後藤 宙、異なる素材を組み合わせて存在感や気配を漂わせ、独特の緊張や違和感を生み出す「家具と彫刻の間」を中心に制作する細井 えみかの2名は作品自体に幾何学的な構造を用いた立体作品を多く発表しています。
ペインターの渋谷 七奈はすでにある構造を解体し、再構築するなど独自の手法で創作に取り組み、主に版画や複製技法を用いる植田 爽介はデジタルとアナログを接続しながら、構図を俯瞰するような創作を実践し、活動を展開しています。
異なったアプローチで創作する4名が、あらためて構造と向き合い、構造をめぐる実験を試みます。
9/18(日)『困らせる糸鋸』ギャラリートーク&後藤 宙【ターンテーブルによるライブドローイングと即興の実験】開催のお知らせ
企画展『困らせる糸鋸』に関連して、9/18(日)の夕方、出展作家によるギャラリートーク(16:00〜)と、後藤 宙による【ターンテーブルによるライブドローイングと即興の実験】(18:00〜)を実施します。ぜひご来場ください。
【困らせる糸鋸 ギャラリートーク】
出展作家(植田 爽介 | 後藤 宙 | 細井 えみか)が在廊し、自身の作品や創作活動について語ります。
ぜひご参加ください。
参加作家:植田 爽介、後藤 宙、細井 えみか
日時:9/18(日)16:00〜
※直接会場にお越しください。
※30分程度
後藤 宙 【ターンテーブルによるライブドローイングと即興の実験】
9/18(日)18:00より出展作家の後藤 宙による【ターンテーブルによるライブドローイングと即興の実験】を実施します。
展示空間で後藤が即興で創作を行います。ぜひご参加ください。
日時:9/18(日)18:00〜
※予約不要、無料。直接会場にお越しください。
※予告なく内容を変更する場合があります。何卒ご了承ください。
EVENT INFORMATION
Title
困らせる糸鋸
Creator
植田 爽介 | 後藤 宙 | 渋谷 七奈 | 細井 えみか
Date
2022/9/3(土)〜19(月・祝)
Venue
〒106-0032
東京都港区六本木7-21-24
THE MODULE roppongi
Time
12:00 〜 19:00
Closed Day
火・水
Price
無料
ART WORK
参加クリエイター作品
CREATOR PROFILE
参加クリエイター
植田 爽介
Sosuke Ueta
- 第2期生
- 活動支援
インスタレーション
後藤 宙
Kanata Goto
- 第1期生
- 活動支援
彫刻
渋谷 七奈
shibuya nana
- 第2期生
- 活動支援
絵画
現在は「ネアンデルタール人が死者に花を供えていた」という言説に着目して描いた作品を発表している。近作ではドローイングをベースにした制作手法も取り入れている。2019年に東北芸術工科大学 芸術総合領域修了。
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