開催予定の展示

余白/blank/freiraum/空白(Kung¹ baak⁶)

2025年3月1日(土)〜3月9日(日)

河田 歩里 | Kevin LEE C.Y | 後藤 実穂 | 都澤 円 | 真弓 大輝 | Moche Le Cendrillon

KUMA experiment 2024-25 vol.7 『余白/blank/freiraum/空白(Kung¹ baak⁶)』

公益財団法人クマ財団は「創造性が共鳴し合う、世の中に」をビジョンに掲げ、「クリエイター奨学金」をはじめ、次世代を担うクリエイターの育成に取り組んでいます。
この度、クマ財団が支援するクリエイター奨学金8期生・45名による成果発表を目的としたグループ展シリーズ「KUMA experiment 2024-25」の第7弾として、展覧会『余白/blank/freiraum/空白(Kung¹ baak⁶)』をクマ財団ギャラリー(六本木)にて2025年3月1日(土)〜3月9日(日)に開催いたします。

参加するクリエイターは、伝統技法を用いて自然の風景を金属で表現する河田歩里、香港社会をテーマにした作品を制作するKevin LEE C.Y、陶磁器の素材を用いて感覚の可視化を試みる後藤実穂、染物や織物などのテキスタイルアートを中心に立体作品を作る都澤円、Human-Food Interaction分野で人と情報技術・食との関わりを研究する真弓大輝、ジェンダーやセクシュアリティのステレオタイプを解体するための作品制作や活動を行うMoche Le Cendrillonの6名。
異なる領域で未来を見据えて創作する若手クリエイターがそれぞれの取り組みを発表します。

【STATEMENT】

余白と聞くと、一見、それは「無」を意味するように思えるかもしれない。しかし、その余白には、作者の意図が込められており、目に見えないながらも重要な役割を果たしている。このように、私たちの周囲には、見えないけれども大切なものが溢れている。有限である事物の中に無限を見出し、限られたサイクルの繰り返しと積み重ねの中で、自己の内なる声を聞き、創作へと向かうためには、余白—「Blank」が必要である。また、人と人、作品と人が互いの境界を認識しつつ共に在ることを選択し、互いの自由な実存を尊重するためには、「Freiraum」としての余白が重要である。
それぞれが大切にする余白が交わり合うとき、私たちはどのような未来を切り開いていくのだろうか。

EVENT INFORMATION

Title

余白/blank/freiraum/空白(Kung¹ baak⁶)

Creator

河田 歩里 | Kevin LEE C.Y | 後藤 実穂 | 都澤 円 | 真弓 大輝 | Moche Le Cendrillon

Date

2025年3月1日(土)〜3月9日(日)

Venue

〒106-0032
東京都港区六本木7-21-24
THE MODULE roppongi

Time

12:00 〜 19:00

Closed Day

火曜日

Price

無料

ART WORK

河田 歩里 《切嵌象嵌接合せ箱「春終雨」》 2024

Kevin LEE C.Y 《My Name is Istriyah》 2024

後藤 実穂 《Heartbeat of the Skin》 2024

都澤 円 《四神器》 2023

真弓 大輝 《BubblEat》 2024

Moche Le Cendrillon 《Tea? 》 2023

CREATOR PROFILE

河田 歩里

AYURI KAWADA

  • 第7期生
  • 第8期生

工芸

2001年広島県生まれ。広島市立大学大学院芸術学研究科金属造形研究室 在籍。「金属で描く」をテーマに、伝統的な技法や素材を用いて作品を制作。絵を描くように、歌を歌うように、自己表現としての伝統工芸を信じている。私の心に留まった自然の風景を、誰かの心にも留まるように描き出したい。
Profile

Kevin LEE C.Y

Kevin LEE C.Y

  • 第8期生

絵画

1999年香港で生まれ育ち、現在は東京造形大学絵画専攻に在籍。作品は香港が抱える諸問題や、グローバル社会や植民のメカニズムやアイデンティティーの概念を表現している。特に出稼ぎ労働者の家政婦から見えてくる香港社会をテーマにした作品を多く制作。
Profile

後藤 実穂

MIHO GOTO

  • 第8期生

工芸

1998年長崎生まれ。主に陶磁器の素材を用いて、感覚の可視化を試みる。微細な現象も取りこぼしなく露にできるやきもの。自身と素材を対峙させ、曖昧で移ろう感覚を、不変な「カタマリ」として現実に落とし込む。
Profile

都澤 円

MADOKA TOZAWA

  • 第8期生

工芸

1998年生まれ。東京藝術大学工芸科染織研究室 在籍。主に染物や織物であるテキスタイルアートを行う。最近は羊毛フェルトと、陶芸などの異素材を組み合わせた立体作品を制作している。
Profile

真弓 大輝

DAIKI MAYUMI

  • 第8期生

テクノロジー

1998年兵庫県出身。奈良先端科学技術大学院大学博士後期課程在籍中。Human-Food Interaction分野で人と情報技術・食との関わり合いを研究。食と人間の五感に作用する情報技術を組み合わせることでユニークな食体験を創出し、食の楽しみ方や食習慣改善の新たな可能性を提供。
Profile

Moche Le Cendrillon

Moche Le Cendrillon

  • 第6期生
  • 第7期生
  • 第8期生

メディアアート

個人的な物語を起点に、社会にあるジェンダーやセクシュアリティ、美醜のステレオタイプを解体するためのセルフ・ポートレート的作品を制作。並行してドラァグ・パフォーマーの活動を行う。セーファー・スペースを考えるアーティスト・コレクティブ「ケルベロス・セオリー」のメンバー。
Profile

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東京都港区六本木7-21-24
THE MODULE roppongi

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