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KUMA experiment vol.4『はっきりとしたかたちをもたない』

若手クリエイターを紹介する企画シリーズKUMA experiment第四弾!コエダ 小林、中川 朝子、道上 竣介、望月 草馬、横山 渚による企画展『はっきりとしたかたちをもたない』を開催!

2022.11.04

クマ財団で支援する若手クリエイターの発表の場・クマ財団ギャラリー(六本木)にて11月26日(土)〜12月4日(日)まで6期のクリエイター奨学生5名が参加

次世代を担うクリエイターの育成に取り組む公益財団法人クマ財団は、クリエイター奨学生第6期・55名が発表するシリーズ『KUMA experiment』の第四弾として企画展『はっきりとしたかたちをもたない』を2022年11/26(土)〜12/4(日)に開催いたします。

はっきりとしたかたちをもたない

参加するクリエイターは、自然現象の翻訳をテーマに、意識深く物事に向き合い、探究心をもって純粋に楽しみながら制作を続けるコエダ小林、特異的な身体感覚を活用した比喩表現と、「IF」から分岐する無限の選択肢の検討をテーマに純文学・SFの設計を目指す中川朝子、音景解析技術を用い、音より周囲の状況を把握するシステムの研究を軸に、害獣・害虫の分布測定や街中での防犯などへの応用を進める道上竣介、中学生の時にVRに惹かれ、高校では超音波を用いて触らずに触った感触を提示する装置の開発を経て、実質世界の情報量の増加による積極融合を目指したメディアの開発に挑戦中の望月草馬、自然と人工の関係性をテーマに、写真・映像・インスタレーションなどを用いて展開する横山渚の5名。多様な領域で活動する若手クリエイターたちが、それぞれの試みを発表します。
▷詳細:https://kuma-foundation.org/gallery/event/kuma-experiment22-04/

statement

例えばここに、一つの物体があったとする。
あなたも私も、それを語る言葉をもたない。
形は定まらず、解釈も前後に広がってゆく。
これは一体、誰の何だろう?
掴む。それは形を変えて逃げていく。錆の匂いを憐れむ前に、手のひらを滑って零れ落ちる。
拾う。それは皮膚を通過して飛び跳ねる。振動と静止と振動。導かれる秩序は無色透明。
見る。それは網膜の刺激を消去する。私は形を知覚できず、したがって全ては薮の中。
読む。それは脳内の活字を分解する。黒と白は混ざり合って灰になり、再び拒絶し合って何かになる。
知る。分野の境目が千切れゆく。点と点はいつまで経っても点のまま、描かれたぶつぶつの線のみが、反乱のために立ち上がる。
一つに定めることが難しい私たちのリズムを、型にはめられない輪郭の営みを、連綿と繰り返すことによって、「不定」が「調和」へ変化する、その瞬間を捉えるべくシャッターを切る。
映された風景は、はっきりとしたかたちを現すかもしれない。

Information

タイトル|はっきりとしたかたちをもたない
出展作家|コエダ小林 / 中川 朝子 / 道上 竣介 / 望月 草馬 / 横山 渚
会  期|2022.11/26(土)〜12/4(日)*火・水は休館
開館時間|12:00 – 19:00
料  金|無料
W e b|https://kuma-foundation.org/gallery/event/kuma-experiment22-04/
会  場|クマ財団ギャラリー
〒106-0032 東京都港区六本木7-21-24 THE MODULE roppongi206
MAP https://goo.gl/maps/4u3mdpTyS3o6dqB57

▼最寄駅からのアクセス
日比谷線・大江戸線「六本木」駅 4Aまたは7番出口 徒歩4〜10分
千代田線「乃木坂」駅 5番出口 徒歩7分

▼車椅子でお越しの方へ
入口に段差がございますので、スタッフがご案内いたします。事前に下記のお問い合わせよりご来場時間をご連絡ください。

主  催|公益財団法人クマ財団
​ビジュアルイメージ|小山千智

お問合せ|クマ財団事務局
Mail contact@kuma-foundation.org  Tel 03-6721-7798(平日:12:00 – 19:00)
フォーム https://kuma-foundation.org/contact/

 

プレスリリースはこちら

クマ財団6期生(55名)による企画シリーズ「KUMA experiment」についてはこちら


【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
クマ財団事務局(担当:小仲 / 野村)
メールアドレス contact@kuma-foundation.org
電話 03-6721-7798(平日:10:00-19:00)