過去の展示

二回ひねって一度たつ

2022/10/15(土)~23(日)

乾 真裕子 | 賀口 舟梧 | 竹歳 和真 | 山下 栞 | 山名 琢翔

若手クリエイターを紹介する企画シリーズKUMA experiment vol.1が始動!

クマ財団ギャラリー(六本木)にて、活動中のクリエイター奨学金6期生・55名がそれぞれの作品や活動を発表するシリーズ「KUMA experiment」の第一弾として、企画展『二回ひねって一度たつ』を開催いたします。
参加するクリエイターはフェミニズムやクィア理論を手がかりに、自身の身体を用いたパフォーマンス・ビデオパフォーマンスを制作する乾真裕子、版画を軸に版表現がイメージにもたらす「大体一緒で、ちょっと違う。」現象に着目して活動する賀口舟梧、基本とされる日本画制作過程を探ると同時に、自然物を対象にした「写生」も追求する竹歳和真、美術教育における諸問題を制作・研究の主題に思考と実践を繰り返す山下栞、「趣味とものづくり」と「ものづくりの民主化」というテーマのもと、立体パズルロボット、オセロAIなどを手がけるメイカー、山名琢翔の5名。異なる領域で未来を見据えて創作する若手クリエイターがそれぞれの取り組みを発表します。


Statement

例えば、メビウスの輪を解く一太刀のように制作をすることは可能でしょうか。
「私たちが日々拠り所とするものが目指してきた場所と、これから自身で向かおうとす る先には、ゆるやかなズレがある。」この認識こそが、異なる表現領域で活動し、出力方法 もバラバラな私たち 5 人を強く結びつけました。
私たちは、所属する領域や属性、接続する歴史や文化の表とされているところから意図的 に距離を取り、裏道を行くように進んできました。しかしその道も辿っていけば、次の地点 へ向かうための表通りへと繋がっているのかもしれません。
制作を続ける上で決して無視することのできなかったものや、拭いきれなかった疑問を 携え、私たちは今ここに立ちます。ひとつの大きなねじれを持つ輪の上に立ち、現在地から 刺しこむ一太刀は、ここから見つめる遠くの未来を切り開くと同時に、過去の見え方さえも 少しばかり変容させるでしょう。
私たちは、流れるままに次の時代を待つのではなく、確約された未来よりも少し離れた場 所を目指し、期待を込めてこの展覧会を投げかけます。

フロアマップ
▶▷▶▷https://drive.google.com/file/d/1G4FxmBbPiCDaiqBSeN2bAVPh8hO4FT4g/view?usp=sharing


Online Gallery talk [ 10/15(土)11:00〜 ]

オンラインギャラリートーク開催!
いよいよ10/15(土)よりスタートするKUMA experiment vol.1 『二回ひねって一度たつ』に関連して、出展クリエイターが自身の活動と作品を紹介するギャラリートークをYoutubeにてオンライン配信します。
作品についてクリエイターが自身の言葉で語る貴重な機会です。ぜひご覧ください。

▼ギャラリートークはこちらからご覧いただけます。

EVENT INFORMATION

Title

二回ひねって一度たつ

Creator

乾 真裕子 | 賀口 舟梧 | 竹歳 和真 | 山下 栞 | 山名 琢翔

Date

2022/10/15(土)~23(日)

Venue

〒106-0032
東京都港区六本木7-21-24
THE MODULE roppongi

Time

12:00 〜 19:00

Closed Day

火・水

Price

無料

ART WORK

Leire de Meer + Mayuko Iui 《Queertures》 2022

Leire de Meer + Mayuko Iui 《Queertures》 2022

賀口 舟梧 《Under the Frill_1》 2022

賀口 舟梧 《Under the Frill_2》 2022

竹歳 和真 《無花果》 2022

竹歳 和真 奥《「無花果」の大下絵》 手前《写生》 2022、2021‒2022

山下 栞 《明治百五十五年》 2022

山下 栞 《明治百五十五年》 2022

山名 琢翔 左《Isevot》 右《コンピューターオセロ》 2022、2022

山名 琢翔 《Isevot》 2022

CREATOR PROFILE

乾 真裕子

MAYUKO INUI

  • 第5期生
  • 第6期生
  • 活動支援

パフォーマンスアート | 映像

東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻 修了。フェミニズムやクィア理論を手がかりに、自身の身体を用いたパフォーマンスや映像作品を制作。近年は、 民話や昔話におけるジェンダー表象と、語り継がれながら変化していく歌や語りに関心を持っている。 CAF2021金澤韻審査員賞、平成藝術賞ほか受賞。
Profile

賀口 舟梧

SHUGO KAGUCHI

  • 第6期生

版画

北海道出身。版表現がイメージにもたらす、「大体一緒で、ちょっと違う。」現象に着目して活動していたが、最近はよくわからなくなってきている。

 
Profile

竹歳 和真

KAZUMA TAKETOSHI

  • 第6期生

絵画

1998年生まれ、嵯峨美術大学大学院在籍。基本とされる日本画制作過程のそれぞれ、役割や効果、意味を探ると同時に、作品化への根本である「写生」を自然物を対象に追求している。 自身の内面のみで作品を完結させるのではなく、制作の過程や発表の機会などを通して、社会や人々と繋がる。それに喜びを感じる。
Profile

山下 栞

SHIORI YAMASHITA

  • 第6期生

パフォーマンスアート

1997年大阪府生まれ。広島県在住。日本の美術教育における諸問題を制作・研究の主題としている。高校美術科の非常勤講師として勤めながら、学校教育という制度内の美術の問題を眼差し、日々思考と実践を繰り返す。また、ハラスメントのない学習環境実現に向け、学生による有志団体を立ち上げ活動中。
Profile

山名 琢翔

TAKUTO YAMANA

  • 第5期生
  • 第6期生
  • 第7期生

テクノロジー

メイカー。2001年神奈川県生まれ。自由にものづくりを楽しみながら、ものづくりを通して趣味の新たな側面を発見することを好む。好きな人が好きなときに好きなだけ、ものづくりをできる社会を目指す。代表作品はオセロAI、オセロロボット、立体パズルロボット。
Profile

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〒106-0032
東京都港区六本木7-21-24
THE MODULE roppongi

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