SCISSIONE／分裂

イタリア・ヴェネツィアの建築家カルロ・スカルパによる建築群”LA TOMBA BRION”。
この世とあの世をつなぐこの建築を彷徨するものたちは、青い蝶と共に絶えず自らの影を追う。

建築は分裂を繰り返し、ものたちもまた分裂を繰り返す。果てて待つのは合体の兆しとなる視点と、終わりなき繰り返しの始まり。

境界を越え合体を迎えるその瞬間まで、彼らの彷徨は終わらない。
作品全文リンク：https://artsticker.app/share/works/detail/11917

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ループ構造を持つ本作品に合わせて、どこまでも繋がっていける什器が考案された。単体では自立しない不完全なものだが、繋げることで様々な展示計画に対応できる。その結果、配列複製的でインダストリアルな装いをしつつも、どこか生き物のような可愛らしさを持った什器となった。

また、本作品の分岐編である「COALESCENZA／合体」と掛け合わせる展開も予定されている。

什器設計：権藤弘之
什器詳細ページリンク：https://hiroyukigondo.wixsite.com/mysite/lea-n