カリキュラム 2022年度
クマ財団は、奨学金(月々10万円、年間120万円)の支給開始時から「KUMA EXHIBITION」まで、奨学生の創作活動を総合的にサポートします。
優れたクリエイティブのためには、個人での創作活動を続けることだけではなく、ジャンルを超えたクリエイター同士の「つながり」の中で、それぞれの想いやビジョン、作品に至るプロセスを共有し、「新しい価値」を発見していくサイクルが必要です。
そこでクマ財団では、個人で行う「OUTPUT」に寄り添う形で、「INPUT」から「OUTCOME」までの一連の過程をカリキュラム化し、クリエイティブサイクルの構築をサポートします。
01
創作活動
クマ財団の「OUTPUT」は、アートや映画、漫画などのように有形のものだけではなく、アプリやゲームなどの開発、ダンス、音楽、プロジェクト企画など無形のものも含みます。
奨学生は、年間120万円(月々10万円)の奨学金を有効活用することで創作に必要な時間を確保し、「OUTPUT」に集中します。奨学金は、創作活動に繋がるものであれば、自由にお使いいただけます。
奨学生は、「KUMA EXHIBITION」までの活動計画の実現に向けて、クマ財団のサポートを受けます。
- 機材や材料の購入費用
- 創作/発表スペースのレンタル費用
- コンペ出展費用
- 展示会や勉強会の参加費用
- 取材費
- 創作活動に集中するための生活費
- メンター、クリエイター、企業の紹介
- 創作/発表スペースの提供
- 資料貸し出し、情報提供
- 奨学生同士の交流、プロジェクトの支援
- 広報面のサポート
02
学び
自身の活動領域にとらわれることなく、異分野の奨学生同士で活動や作品を紹介しあったり、情報や意見交換を行い、想いやビジョンを理解することが何よりも良質な「INPUT」の機会になります。
クマ財団では学生クリエイター同士がつながる場を積極的に創出していきます。
ガイダンス
- 説明会
- 手続き
- 同期顔合わせ
奨学金給付
プロフィール掲載
- 初回となる6月は4〜6月分の奨学金を給付、7月からは月ごとに給付
- 財団WEBサイトに各クリエイターの個人ページを作成
キックオフ
- 奨学生同士の交流会
- 奨学生と財団の交流会
03
共有
「INPUT」を踏まえて、自身が行っている創作活動についての「PREVIEW」を目的に中間発表の機会を持ち「KUMA EXHIBITION」の具体的なプランニングをして頂きます。
発表では、講評(フィードバック)、奨学生同士のディスカッション、交流会を通じて視野を広げ、同世代で活躍する様々なジャンルのクリエイターの作品や考えを知ることができる、特別な「PREVIEW」の機会になります。
- 中間発表会(合宿形式)
- プロによる講評(フィードバック)
- 奨学生によるディスカッション
- 「KUMA EXHIBITION」へ向けた具体プランを策定
- 交流会
日程や内容は変更の可能性もございます。予めご了承ください。
04
向上
「INPUT」と「PREVIEW」を通して得た、奨学生同士やプロとのつながり、フィードバックを活かし、展示内容や制作プロセス、PR手法などを、より自分に合ったものに試行錯誤していく期間です。
また、「KUMA EXHIBITION」に向け作品を「BRUSH UP」していきます。
05
成果発表
創作物を発表・展示する「KUMA EXHIBITION」を開催します。
同時に、奨学生の紹介と発表内容を掲載した「アーカイブサイト」を制作。企業やギャラリー、スタジオはもちろん、様々な方面へのPRを目的とした「OUTCOME」の場を提供します。
KUMA EXHIBITION
- イベント会場にて創作物の成果発表・展示
- プロクリエイターによる講評
- 一般公開
- レセプション
給付継続審査(希望者のみ)
- 給付継続希望届出
- 創作活動、成果発表、成果報告書をもとに、給付継続審査
- KUMA EXHIBITIONでの展示内容と、奨学生の紹介及び活動内容を掲載したアーカイブサイトを制作
内容は変更の可能性もございます。予めご了承ください。