過去の展示

ままならなさを生きるからだ
Bodies / Multiplicitous

2023年12月9日(土)~12月24日(日)

安藤 尚哉 | 川上さわ | のもとしゅうへい | Maya Erin Masuda | Moche Le Cendrillon | 遊舞舎 慶子

若手クリエイターによる企画シリーズ「KUMA experiment 2023-24 」第三弾!

次世代を担うクリエイターの育成に取り組む公益財団法人クマ財団は、クリエイター奨学生第7期・36名が発表するシリーズ「KUMA experiment 2023-24」の第三弾として企画展『ままならなさを生きるからだ Bodies / Multiplicitous』を2023年12月9日(土)〜12月24日(日)に開催いたします。


Statement

病にあるからだ、人以外の生物のからだ、異なるセクシュアリティを生きるからだ、ままならなさを生きるからだ。それぞれが共に生きることを選択するとき、生まれる共同体は国家権力やそれに基づく生政治に対しての静かな抵抗となるはずです。

本展覧会に参加するのは、視ることよりも触れることを尊重し、触覚がもたらす物質性を追求する安藤尚哉、複数人でつくる日記映画の連作で固有の身体感覚を捉え直す川上さわ、小説を扱い見知らぬ生活を通過するのもとしゅうへい、親密さや近接性という概念を、more-than-human (脱人間中心主義)との境界領域から探るMaya Erin Masuda、起こりうる加害に抵抗するべく場をひらくMoche Le Cendrillon、異郷を纏う身体について舞踏譜から紐解く遊舞舎慶子。

異なる感覚の複数からなる集合体として、わたしたちはどのようにからだを思索できるのか。6名の作家が向き合います。


12月8日(金)開催!
クロストークイベント「衝撃を和らげるためのトーク・パフォーマンス」

本展覧会「ままならなさを生きるからだ」は、様々なバックグラウンドを持って生きる”からだ”のあり方と、また展示空間がどのようにしてその”からだ”のあり方に働きかけることができるのかを試行をする展覧会です。
今回は、その試みの一つとして、来場者が鑑賞中、自由に使用できるクッションを、出展作家の6人がおしゃべりしながら手作りするトーク・パフォーマンスを行います。本展覧会に込められた意図や重ねられた話し合い、また各々の作品についてが、作家同士の対話形式で語られます。対話の組み合わせはラウンドごとに変わり、各作家が1対1で対話を深めます。参加者の方は、会場に点在する作家たちのトークを聞いたり、作家に質問したり、作品を見るなど自由に過ごしながら、自分や異なる他者の”からだ”について思いを巡らせてみてください。

▼日程
12月8日(金)17:00~20:00

▼イベントスケジュール(※各回 休憩時間あり)
17:00 開場
17:15 イベント概要とグラウンドルールの説明、自己紹介
17:45 第1回トーク・パフォーマンス「布の端処理とおしゃべり」
18:15 第2回トーク・パフォーマンス「飾りつけとおしゃべり」
18:45 第3回トーク・パフォーマンス「縫い合わせとおしゃべり」
19:15 第4回トーク・パフォーマンス「わた詰めとおしゃべり」
19:45 第5回トーク・パフォーマンス「仕上げとおしゃべり」
20:00 クロージング

▼料金
無料・事前予約不要
※入退場自由

▼会場
クマ財団ギャラリー


遊舞舎 慶子のパフォーマンス『内なる異郷 遠き野の語りに寄せて』実施!


30分程度のギャラリーパフォーマンスを予定しております。

▼出演者
遊舞舎慶子、優子

▼日程
12月10日(日)17:00〜
12月17日(日)17:00〜
※12月21日(木)18:00〜
※諸事情により、21日のパフォーマンスは中止となりました。

▼料金
無料・事前予約は画像QRコード・もしくはこちらから

▼会場
クマ財団ギャラリー

EVENT INFORMATION

Title

ままならなさを生きるからだ
Bodies / Multiplicitous

Creator

安藤 尚哉 | 川上さわ | のもとしゅうへい | Maya Erin Masuda | Moche Le Cendrillon | 遊舞舎 慶子

Date

2023年12月9日(土)~12月24日(日)

Venue

〒106-0032
東京都港区六本木7-21-24
THE MODULE roppongi

Time

12:00 〜 19:00

Closed Day

火・水

Price

無料

Note

会場では靴を脱いでご観覧ください。

ART WORK

安藤 尚哉 《転生するシンボル》 2022

川上さわ 《地獄のSE》 2023

のもとしゅうへい 《南緯三十四度二十一分》 2021

Maya Erin Masuda 《Pour Your Body Out》 2023

Moche Le Cendrillon 《貴方とケーキをシェアするためのいくつかの方法》 2023

遊舞舎 慶子 《情景 河原にて》 2023

CREATOR PROFILE

安藤 尚哉

NAOYA ANDO

  • 第7期生

建築

2000年神奈川県横浜市生まれ。芝浦工業大学大学院 理工学研究科 建築学専攻 在籍。私たちが住む地球に作用する様々な力学を物質を介して思索する。大事にするのは視ることより触れること。極めて具体的に物質を受け止め、地球と対峙することから私の目指す建築が始まる。
Profile

川上さわ

SAWA KAWAKAMI

  • 第7期生

映画

2002年岡山県生まれ。スパムと餃子とチワワが好き。大学一年生で撮影した初監督作品『散文、ただしルール』がカナザワ映画祭グランプリ受賞。劇映画の中に実験的手法や個人映画のエッセンスを混ぜていくことが好きです。ミスiD2021アメイジングミスiD。
Profile

のもとしゅうへい

SHUHEI NOMOTO

  • 第7期生

小説

1999年高知県生まれ。詩、農作、写真、小説、デザインなど、表現領域を行き交いながら制作を行う。主に言葉や視覚表現を用いて、現代社会における不条理なものごとを虚構の風景に置き換え、実世界の姿を別の角度から記録することを試みている。2022年より神奈川県・真鶴半島に暮らす。
Profile

Maya Erin Masuda

Maya Erin Masuda

  • 第5期生
  • 第6期生
  • 第7期生

メディアアート

”New Media in Abjection”を主題に、人とテクノロジーの融合として定義されてきた「サイボーグ」を、人間とテクノロジー、モノ、動物などあらゆるものがその脆弱性によって開かれ混合する場所から再定義するような活動を行う。活動は、フェミニスト批評誌 i+me(d/e)aの出版やアクティビズム、キュレーションなど多岐にわたる。
Profile

Moche Le Cendrillon

Moche Le Cendrillon

  • 第6期生
  • 第7期生

メディアアート

個人的な物語を起点に、社会にある様々なジェンダーやセクシュアリティ、美醜のステレオタイプを解体するためのセルフ・ポートレート的作品を制作。並行してドラァグ・パフォーマーの活動を行う。セーファー・スペースを考えるアーティスト・コレクティブ「ケルベロス・セオリー」のメンバー。
Profile

遊舞舎 慶子

Yubusha Keiko

  • 第7期生

舞台芸術

舞踏家。1999年生まれ。東京藝術大学美術研究科グローバルアートプラクティス専攻在学。舞踏を軸としたパフォーマンスユニット「遊舞舎」主催。都市における「まれびと」的存在(自然との接続を持つものとして人間の本質的な奥底を共振させ得る他者)としての舞踏表現の在り方を探求する。
Profile

ACCESS

Google Map

〒106-0032
東京都港区六本木7-21-24
THE MODULE roppongi

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