第7期生

のもとしゅうへい

SHUHEI NOMOTO

小説

詩 / 文章表現

1999年高知県生まれ。詩、農作、写真、小説、デザインなど、表現領域を行き交いながら制作を行う。主に言葉や視覚表現を用いて、現代社会における不条理なものごとを虚構の風景に置き換え、実世界の姿を別の角度から記録することを試みている。2022年より神奈川県・真鶴半島に暮らす。

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ポートフォリオ

《 南緯三十四度二十一分 》2021

都内アパートの一室から発行した写真詩集。停滞した日常からの身体を用いない脱出/移動を主題に、日夜iPhoneのメモアプリへ打ち込み続けていたテキストと写真を再編した。出版に際して装丁や造本を含む全工程を自ら手がけ、商業出版とは異なる個人的なオブジェとして一点物の書籍を制作した。

《 De l’Angelus de l’aube a l’Angelus du soir 》2021

19世紀後半のフランスで詩壇のドゥアニエ・ルソーと称された叙情詩人フランシス・ジャム(1868-1938)。その詩篇をディスプレイするための彫刻。紙やインク、電子媒体などの文明的なメディアを用いる代わりに、モクセイ科イボタノキ属の常緑高木であるトウネズミモチの葉へ原始的な手法で文字を綴った。

《 無題 》2022

作曲家の福留亜音(東京藝術大学作曲科)が制作した103秒間の音源をもとに短篇小説を執筆した。福留の持つ身体的な作曲手法と出生地である鹿児島の記憶を映像的な言葉運びで描き出し、文学として再構成することを試みた。書き上げた短篇はドローイングと共に和紙に束ね、小さな書籍に仕上げた。

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