2021
呼気のスケール
日常の行動が制限される生活の中で、社会の基盤となる仕組みに改めて目が向くようになりました。この作品は、「現代のインフラに、神話的な意味を見出すことはできるか?」という問いを起点としています。ここでは、炭素源からエネルギーを得る、という仕組みから電力との生物的なつながりを探るリサーチ映像と、詩、コンクリートの碑、世界像の図からなる空間を作りました。碑は、人の一回の呼吸と同じ量の二酸化炭素を排出しながら、「呼吸」をします。この空間は、鑑賞者が「社会との物質的かつ霊的なつながりを持とうとする者」を演じるための、舞台装置となります。
詩:Eriko Jane Takeno
©MIYUKI OKA
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