《Queertures》《Costume》

今回私は、留学先として滞在していたフィンランド・ヘルシンキで制作した作品を発表します。《Queertures》というタイトルの通り、クィア理論に関心があるアーティストたちと共作しました。普段一人で制作することが多い私にとって、人と話し合いながら作品をつくることは、想像もしていなかった遠い場所へたどりつくような感覚がありました。
私たちは、生まれ落ちた時点で先の時代につくり上げられた価値観やルールや歴史を背負っています。しかし同時に、生きているからこそ、それを変えることができるのではないでしょうか。作品制作を通して、現実を見つめながら、この先に向かう場所を想像しつづけたいです。