2024-25

《植木鉢》《ドウム/ランドスケープ》 《ミニチュアシーン1,2》《Dead Christmas Tree》《Puntale Stella ツリートップ》《信ずる》

わたしは「風景」に着目してきた。わたしにとっての風景は人々が関わって成り立つ「場」である。「場」は、誰かのために存在しているわけではない。人々がその形を変え、そこで暮らした人々の記憶や生活を蓄積していく。イタリアの小学校で毎週聖書を読み聞かされていたわたしは、無宗教であるにも関わらず神聖さというものをなんとなく感じながらそれを受け入れていた。冬になると飾られるクリスマスツリー、諸聖人の日に灯される蝋燭、それらもまた宗教が由来のものでありながら、今もなお人々の文化として受け入れられている。意味や形式を変えながら、人々の時間を重ねながら、「場」として成立してゆく。わたしにとってそれはまるで悲しみを帯びた美しさそのものだ。この作品はそのような「場」の一片についてである。

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2024-25 vol.6 『夕暮れを待つ星』

《Dead Christmas Tree》2025,《Puntale Stella ツリートップ》2024,《信ずる》2025
《ミニチュアシーン1,2》2024
《信ずる》2025,《植木鉢》2025
《ドウム/ランドスケープ》 2024-2025,《信ずる》2025

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