
2024-25
《Opticuisine》
光学レンズ食品「Opticuisine」は、3Dプリント技術を用いたモールド製法によってゼリー等の透明食材をレンズ形状に成形し、光学特性による特殊な視覚効果を生み出す技術である。材料となる透明食材の屈折率と形状を制御することで、食品でありながらレンズとしての機能を実現した。独自開発したデザインツールによってレンズ形状を設計し、合成した画像パターンと組み合わせることで、視点によって色や文字、画像が変化して見える多視点情報提示を可能としている。
本展示では、光学レンズ食品の設計から製造までのプロセス、フレンチレストラン「élan vital」と共同開発した料理例を映像で紹介し、視点の移動に応じて変化する料理の彩りと存在感が食体験にダイナミズムをもたらす新たな料理表現を提案している。
▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2024-25 vol.5 『線的時間の面的再現』
©TAKEGI YOSHIMOTO


