第8期生

池田 翔

TSUBASA IKEDA

テクノロジー

インスタレーション / サウンドアート

2024-25

《みえざる声影》

本作は、「ノイズ/非ノイズ」、「共有された音/個人的な内なる音」などの相反する聴覚感覚に着目した、8つのスピーカーと2つの開放型ヘッドフォンによるサウンドインスタレーションである。
ヘッドフォンには位置情報センサーが組み込まれ、鑑賞者とのインタラクションを生み出す。このインタラクションによって、ギャラリーそのものが新たな体験の場となり、展示における「ノイズ/非ノイズ」の感覚を捉え直すことが可能になる。
スピーカーから流れる音は共有された音として機能するが、ヘッドフォンを装着したとき、それは個人的な感覚へと変化する。鑑賞者が耳にする音—たとえば、声や足音—は、作品として意図されたものなのか、それとも偶然生じたものなのか。その曖昧な境界線が、聴覚の枠組みを拡張する。

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2024-25 vol.6 『夕暮れを待つ星』

《みえざる声影》2025

ご質問は下記のフォームより
お問い合わせください。