2026
《Hearing Composition》
本展示は、音を意識的に聴く一歩手前の「聞こえ」そのものを設計対象とする「Hearing Composition」の2つの実践である。《8.-2ch Cube: NaN》は、8つのスピーカーとノイズキャンセリングを組み合わせた作品である。左右が独立制御されることで生じる酩酊感や、耳という扉が開閉されるような感覚は、音響的な記述を超えた独特の質感を提示し、音表現の新たな領域を切り拓こうとする。《Display for Hearing Motion》は、ディスプレイとヘッドホンによって構成される作品である。環境と身体の間に立ち上がる現象としての「聞こえ」を再構成する試みである。「立体音響」と「視覚情報との連動」の2つの切り口から、未定義の聴覚体験への到達を試みる。
【9期生による出展作品】
©FUSHI SANO