2026
《茶畑のちゃぶ台 / 茶刈機道》
埼玉県所沢市の狭山茶農家「和田園」と関わりながら制作しているアートプロジェクトであり、その茶畑を敷地とした空間体験の設計である。茶畑という生産の場を、「茶畑を味わう」体験の場にすることはできないだろうか?《茶畑のちゃぶ台》は、乗用茶刈機と畳の和室を組み合わせた立体作品である。訪れた人は、茶畑の真ん中で、畝(うね)を模した干菓子と共に狭山茶を味わい、ちゃぶ台を囲んで茶農家の話に耳を傾けた。使い方は限定せず、予想外の関係が生まれる余地を残している。《茶刈機道》は、茶畑全体を茶会のための空間として読み替える、新たな作法の提案である。茶生産にまつわる産業的側面である茶刈機と、煎茶にまつわる文化的側面である煎茶道を接続する目的で、空間体験を再構成した。
【9期生による出展作品】
©SEKITA JUTARO