2026
《街頭演説室 / The Room for Street Speech》
22歳頃まで、私には吃音(どもり)があった。
目の前の環境に身体が震え、壊れたCDのようにつっかえる声は、言語的体験を乗り越え、世界への純粋応答として、ただ鳴っていた。
2025年、熱狂で動かされる人々に、饒舌で丁寧な語りが響く。
だから、純粋応答である「もどかしい声」をここに置こう。
曖昧さを曖昧なまま受け止め、いびつな自分のまま歩き、規律/効率が生み出すどうしようもない大きな流れのなかに、ちいさな躓きを置きつづけよう。
(2025.10.18)
【活動支援生による出展作品】
©Machida Lina