第9期生

中村 陽太

NAKAMURA YOTA

音楽

2026

《SUPERPOLTERGEIST》

本作において問題となるのは、「パフォーマーがいるか/いないか」という経験的な二項対立ではない。音や動きが知覚されるとき、私たちは自然に「そこにいる主体」を想定する。しかし、舞台における幕や暗転による不在の演出は、その想定を前提とした制度的な約束事にすぎない。焦点は、対象の有無ではなく、「いる」と了解してしまう認識の構造にある。あるはずのものがその確実性を失うとき、揺らぐのは対象そのものではなく、存在を自明視してきた枠組みである。既知であるはずのものが不確かなものへと転じる瞬間、知覚は自らの前提を再検討せざるを得なくなる。

【9期生による出展作品】

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