2026
《能力と空間(場としての衣服)》
個々の生命は、特定の空間における新たな関係性と意味として立ち上がる。例えば個人Aが経験してきたものとは異なる質の法則性や偶然性を持った空間…例えば「樹海」空間に置いた場合、樹海空間における生命とは、空間要素の新たな意味と関係性(採水、狩猟、言語の生成等)を指す。上述の事柄は、生活に直接的に依拠せずとも成立しうる絵画や写真といった空間においても同様に成立する。個々の生命はそれぞれ独立した空間に内在しており、それぞれの方法を通じて生活との関係を構築している。本作品は、着用者が行使可能なすべての能力が、衣服の着装行為(着ること/装うこと)を起点として実践される事で、「着方」と個人の「生き方」の間に対応関係を導出することを目的としている。
【9期生による出展作品】
©YUUKI SHIBATA