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倉敷 安耶さん、12月28日(木)まで日本橋・SOM GALLERYにて個展「百夜」を開催

3期生の倉敷 安耶さん、2023年12月8日(金)〜12月28日(木)まで日本橋・SOM GALLERYにて個展「百夜」を開催!

倉敷 安耶個展「百夜」

この度SOM GALLERYは、倉敷安耶による「百夜」を、日本橋馬喰横山にて開催いたします。
倉敷は一貫して自身が肉体という物質、そこに付属するカテゴライズによって人間が絶対に断絶された孤独な存在である中での、他者との距離について考えてきました。
ジェンダー・死・身体といった他者性、そこに伴う共同体と、他者と共に生き抜くための変革的な行為であるケアについて、宗教を取り巻く体系をモチーフに制作を行なっています。

本展では、今年度の倉敷の展示を下敷きにしつつ、人間主体の眼差しをテーマに東洋説話における小野小町を主題に据えた作品を発表いたします。

「九相図は肉体の不浄を論じるだけでなく、無常観を表出する。観想の主体は男性で、描かれる死体は女性であり、一方的な眼差しの対象とされているポルノ的絵画でもある。中世には、九相図に小野小町伝説が伝承された。美貌を誇った小野小町が零落し、京都の寺院へ辿り着き、野ざらしの髑髏になったという。
小野小町は説話と化し、個人を離れて勝手な小野小町像が一人歩きした。かつて絶世の美女だった小町が、晩年になり老婆となっては無惨にも没落するという。男性社会において美貌あるいは性的魅力を多く持つ女は、その個人の人格を無視し、罪を背負った女として描かれることがある。
宗教は共同体の保全の為に存在しており、穢れとは体系的秩序の為に包含してはならないものである。中でも身体的快感の強い、食と性についての事柄は一層禁忌の対象として見なされてきた。料理の構造的分類の一つである腐敗と発酵の違いとは、微生物により変化した有機物が人間にとって有害であるかどうか。つまりは主体側の眼差しである。」
(倉敷安耶)

小野小町を中心に扱った約15点ほどの新作平面作品を発表する予定です。
この機会にぜひご高覧ください。

【倉敷 安耶個展「百夜」】
◾︎会期:2023年12月8日(金)〜12月28日(木)
◾︎時間: 13:00〜19:00
◾︎休廊日:月・火
◾︎開廊日:水・木・金・土・日
◾︎会場:SOM GALLERY(〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町4-9 birth 5F)
◾︎入場料:無料
◾︎問い合わせ :somgallery05@gmail.com
◾︎詳細URL:https://www.somgallery.com/momoyo

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