イベント
山口 大輝さん 写真展開催。8/4はトークイベントも!
2期生の山口大輝さんから、写真展開催のお知らせです。
下記、概要となります。
会期:7月11日(水)~ 8月6日(木)
※展示作品の販売もあります。なお、8/4(土)17:00からはハービー・山口さんとのトークイベントも予定!
詳細はこちらから!
展示を行う、山口さんからコメントをいただきましたので掲載します。
兄と二人、電車に揺られていました。高校生くらいの時です。手にはユーレイルパスを持って。
バックパックを背負い、ポケットにローライ35を入れていた気がします。
日本に比べて、感じる湿度が低いヨーロッパの電車。初めてのバックパッカー旅行で緊張していた私達は、寝てはいけないと、車窓に時たま現れる平原の中の木や湖を見つけては、襲いかかる睡魔を必死に追い払おうとしていました。
どうしても寝そうになると、ノートを取り出して、その日あったことなどを書き留めたものです。
その旅では、いつもは書かない日記を付けることも、1つの目的でした。
日本で買った、革のノート。兄が言うには、最近のおすすめらしいもの。
電車のチケットや、レストランで貰った色とりどりのコースター等を貼りました。
今思えばそのノートがtravelers noteであって、まさか自分がその本店で写真展をするなど、思いもしなかったのです。
その旅から7年後、 Travelers Factory Nakameguro様にて2人展を開催させていただけることになりました。
Travelers Factory様は、「旅するように毎日を過ごすための道具」をコンセプトに、トラベラーズノートなどを作られている会社です。
旅に持って行きたくなる様な、本当に素敵なノートです。
思えば自分は、幼い頃より旅に憧れておりました。偉大な先人達のように、旅に生き、暮らしたかったのです。
旅の途中の、あの不思議な感覚。感性が研ぎ澄まされ、普段は見えないような世界の面白さが見えてくる。それが日常になるのは、どんなに素敵なことなのだろうと。
旅の遺伝子みたいなものがきっとあるのでしょう。そしてそれは特別なものではなく、誰もが持っているような気がします。
今回の展示では、先月ロンドンにて撮影した写真も展示してあります。
できたての旅の写真たちで、少しでも旅の遺伝子を感じていただけましたら幸いです。