【活動レポート】クリエイター奨学金8期生のキックオフを開催！

こんにちは。クマ財団事務局です。

「創造性が共鳴し合う、世の中に」をビジョンに掲げ、若手クリエイターを支援するクマ財団。この記事では、そんなクマ財団が行う「クリエイター奨学金」での年間カリキュラム活動をレポート！

クリエイター奨学金は、ジャンル不問・25歳以下の学生を対象にした返済不要の年間120万円の奨学金。8期生の募集となる今年は、1,486名のエントリーの中から8期生・45名の採択が決定しました。

そこで、奨学生同士の初の顔合わせの場として7月6日(土)にキックオフイベントを開催。今回は、その様子をお届けしていきます。

初めまして！様々なジャンルの新進気鋭クリエイターが集結

キックオフイベントの会場は、東京・六本木にあるAXISギャラリー。
受付を済ませた学生が続々と会場に入っていきます。

8期生全員のクリエイター情報を掲載したプロフィールブックを手元に持ちながら、開始時間をほんの少し緊張した面持ちで待ちます。

※WEB版のプロフィールブックはこちらよりご覧いただけます。

クリエイターの交流と発表機会を提供する“年間カリキュラム”

「クリエイター奨学金」は資金援助だけでなく、クリエイター同士の交流と作品発表の場を提供する“年間カリキュラム”も特徴のひとつ。
今回開催したキックオフイベントは、8期生同士の初の顔合わせの場として、また新進気鋭のクリエイター同士がジャンルの垣根を超えて交流する機会として毎年実施しています。

8期生は、絵画・彫刻・インスタレーションなどの芸術分野から、建築、工芸、さらにはテクノロジー、音楽、舞台芸術、映画、小説、食など様々な分野で活躍するクリエイターばかり。北は北海道から南は福岡まで、全国各地から選出されています。

キックオフ恒例の“1人1分自己紹介”

事務局の挨拶からイベントスタート！
アイスブレイクを挟んで、最初のプログラムはキックオフ恒例の1人1分自己紹介。その名の通り、1人につき1分間で自身の興味関心や制作活動を紹介します。

ジャンルの異なるクリエイターが集まっているため、話題の振り幅は無限大。絵画作品について熱く語る方、人工生命の可能性を模索する方、今までにない食品を開発する方、コンテンポラリーダンスを用いた作品を制作する方などなど。聞いているだけで刺激されるようなエネルギッシュなプレゼンばかりでした。

そんな発表を受けて、感想や聞いてみたいことをポストイットにメモ。書き終わったものから壁に貼り付けて、本人にシェアします。「〇〇に興味があるので、もっと詳しくお話し聞きたいです！」「今度展示を見に行きたいです。」など自然と会話が弾みます。

ディスカッションワークで、クリエイター同士のより深い対話を

8期生それぞれの創作内容と顔ぶれが見えてきたところで、次のプログラムは“ディスカッションワーク”。各テーブルに設置されたキーワードから特に気になるものを1つ選び、集まったテーブルメンバーと共にそれについて対話を深めていきます。

キーワードは「重力」や「移動」などシンプルなものから「欲しいドラえもんの道具」など様々。キーワードをきっかけに、直接制作に関わるエピソードだけでなく、その人の無意識的な考え方や価値観が現れる瞬間もありました。

自分とは異なる思考を交換し合うことで、創作への新たな視点や刺激を得ることのできる時間になったのではないでしょうか。
時には熱い議論をぶつけ合うなど、初対面同士とは思えないほど盛り上がりを見せていました。

最後に、クマ財団の馬場理事長から8期生へメッセージ。
激励の言葉と共にこれからのクリエイター活動において大切な心がけを伝えます。「クマ財団の一番の魅力は、この場で生まれた繋がりが今後の人生で必ず糧になるということ。」「内向的な人もいると思いますが今日は頑張って、色々な人と友達になってみてください。」と学生たちに強く語りかけました。

会の締めくくりとして、全員で集合写真を撮影！
8期生にちなんで8のポーズ。最初の緊張感を忘れるほどみなさんリラックスした表情をしていました。

クマ財団卒業生&関係者を招待したレセプションパーティも実施

キックオフ終了後にはクマ財団卒業生や関係者の方々も会場に参加し、総勢60名ほどでレセプションイベントがスタート。
美味しそうなフィンガーフードの数々に学生たちのテンションも上がります。

キックオフでは話せなかった人に声をかけたり、卒業生や関係者に作品を紹介したりなど会場全体がわいわいと賑やかな雰囲気。1時間半の歓談もあっという間に過ぎ、終了後も熱心に話をする姿が多々見られました。

8期生の1年間はまだまだ始まったばかり。次のイベントは、8月末に開催を予定している合宿「KUMA CAMP」です。

「KUMA CAMP」では、8期生の成果発表として11月からクマ財団ギャラリーにて開催するグループ展シリーズ「KUMA experiment」に向けて、箱根での2泊3日の滞在を通して各グループごとに展覧会を構想していきます。
ここからどんな展覧会が生まれ、8期生の創作活動がどのように加速していくのか、事務局もとても楽しみです。

今後の8期生の活動に、ぜひご注目ください！

■「クリエイター奨学金」について：https://kuma-foundation.org/scholarship/
■「クリエイター奨学金」8期生一覧：https://kuma-foundation.org/student/