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Liisaさん、作品「明日は遊園地へ行こうね」が第23回CSデザイン賞2024にてグランプリを受賞しました

8期生のLiisaさん、作品「明日は遊園地へ行こうね」が第23回CSデザイン賞2024にてグランプリを受賞しました!

第23回CSデザイン賞2024

カッティングシート®を使用した優れた作品を表彰し、広く紹介するデザインコンペ「CS デザイン賞」。1982年の第1回 CSデザイン賞以来、多くのデザイナー・建築家の方々にお力添えをいただいてきました。

今回、2023年12月から2024年3月までに募集を行った、「第23回CSデザイン賞」一般部門の各賞を発表。8期生のLiisaさんがミッドタウンアートアワード2023にて優秀賞を受賞した作品「明日は遊園地へ行こうね」がグランプリを受賞しました。

【作品説明】
マンガの制作法を用いながらも、言葉に頼らないで受け手に「経験」を与える作品を目指してきた。何がマンガたりうるのか、セリフや擬音を欠いたマンガとその物語性の可能性と限界はどこにあるのか――マンガの存立条件そのものも探りながら制作している。100年後にはマンガは美術史における重要なジャンルとして記録されていると予測できるものの、芸術とマンガには今のところ大きな隔たりがある。この歯がゆい状態は双方にとって大きな損失ではないか。逆に言えば、このトピックに探求の照準を合わせることで、漫画とアートもさらに進化させることができるかもしれない。
いまや廃れつつあるスクリーントーンを継続させたいという思いから、普段の制作で商業マンガに使われるインクとスクリーントーンで作品を制作している。「体感的」な経験をもたらす鑑賞では作品の物理的なサイズが肝心で、観客、作品、空間の三つの関係は、名作のひとコマに圧縮された劇性を伴いながら、マンガにはないスケールで融合する。それを可能にするために、今回は市販のスクリーントーンではなく、カッティングシートでトーンを自作した。異なる柄で影やグラデーションを演出する。重ね貼りで濃い部分や明るい部分の表現を分ける。全体的にコラージュ的感覚でカッティングシートを重層的に貼る。これらの手法を通じて、画材としてのカッティングシートの新たな可能性を探求していきたい。
今作に近づくと、連絡通路の真ん中に寝ている子供が呼吸していることがわかる。その隣に、絵の中の子供と同じ誕生日の帽子が落ちている。それは絵とどんなふうに関わっているのだろう。ふと疑問から始まる言葉のない物語。過去と現在、現実空間と架空の世界、静と動、ちょっとした懐かしさと違和感、没入と疎遠。様々な時空を往還しながら多様な解釈を思い浮かべられるインスタレーション作品に挑戦した。
※TOKYO MIDTOWN AWARD 2023 優秀賞 受賞作品

Liisaさんの今後の活躍にぜひご注目ください。

【第23回CSデザイン賞2024】
■受賞ページ:https://www.cs-designaward.jp/23rd/general.html
■審査講評:https://www.cs-designaward.jp/general/review.html

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