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富田 七海さん、7月5日(土)・6日(日)に行われる伊藤誠一朗氏のパフォーマティヴ・インスタレーション『欲望の調合』に参加

8期生の富田 七海さん、2025年7月5日(土)・6日(日)に行われる伊藤誠一朗氏のパフォーマティヴ・インスタレーション『欲望の調合』に参加!富田さんは作品内の飲料の制作を担当しています。

「欲望の調合」伊藤誠一朗

この度、伊藤誠一朗によるパフォーマティヴ・インスタレーション『欲望の調合』を発表いたします。

伊藤誠一朗は1997年広島県出身、2020年に武蔵野美術大学空間演出デザイン科ファッション専攻を卒業。以後は東京を拠点にアーティスト活動を行う傍ら、国内コレクションブランドにてデザイン・企画にも携わっています。「身体、性を巡る欲望や葛藤」とその意識に起因する「装い」をテーマに、衣装や立体作品、パフォーミングアーツなどメディウムに囚われない制作活動を展開する他、ミュージックビデオの監督や衣装制作等、ジャンルを横断した表現活動を行っていました。2023年11月には清水琳名と共同でパフォーマティヴ・インスタレーション『光の原液』を開催。今回が単独名義で初となる展示となります。

今回の展示では再びパフォーマティヴ・インスタレーションという形態を採用し、「私たちの欲望は外的要因によって形作られる」というコンセプトをベースに、社会から定義・要請される健全さ、美的感覚、性的役割といったイデオロギー群によって形成される「欲望」を解きほぐし、いかに私たちのものとして再獲得できるのかを検証します。クィアカルチャーという場に見られる規範から逸脱した美意識や欲望に、既存の枠組みからの脱出の可能性を見出す試みでもあります。

バー、ナイトクラブ、発展場に見立てられた会場では、モデルたちが断続的に現れ、反復的な動きを見せます。その姿は、会場内に設置される彫刻、衣服、絵画、映像などと呼応しながら、規範から逸脱した欲望の持つ可能性を鑑賞者に提示します。会場の中央に配置された人型のミラーボールはキャンプな美意識を強烈に感じさせると共に、苦しみに身を捩らせながら散り散りに光を反射させる痛々しさも感じさせます。

また、本展のために制作された音楽はベトナム・ホーチミンを拠点に活動するプロデューサー/ミュージシャンのZach Sch(Rắn Cạp Đuôi etc.)が手がけ、会場ではアーティストの富田七海によるオリジナルドリンクが振る舞われるなど、多様なコラボレーションも展開され、没入的な空間を演出します。

社会に流通する「欲望」のサイクルからいかに脱出し、私たち自身の欲望を取り戻すか。本作が提示するひとつの手掛かりをぜひ会場でご体感ください。

ご予約はこちら

【「欲望の調合」伊藤誠一朗】
■日時:2025年7月5日(土)、6日(日)13:00〜18:00
※毎時00分よりモデルによるパフォーマンスを実施(入退場自由)
■場所:光婉(こうえん)〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル4F
■入場料:¥1,500
■予約フォーム:https://x.gd/AxTEX
※予約なしでもご入場いただけますが、混雑時はご予約の方を優先にご案内いたします。
■助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]
■お問い合わせ先:seiichiroito91@gmail.com
■伊藤誠一朗Instagram:https://www.instagram.com/_seisei_/

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