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久保 暖さん、文化庁メディア芸術祭にて選出!
2期生の久保 暖さんによる、
川島 大輔さんとの共同制作作品「Rhythopus」(リゾプス)が、
文化庁メディア芸術祭にて「審査員推薦作品」に選出されました!
本作品は、下記リンクから一部ご覧いただけます。
久保さんより、コメントも賜っております。
「この度は権威ある芸術祭の推薦作品として選出いただいたこと、とても光栄に思います。〈Rhythopus〉はアルゴリズミックなリズム構築に対する一つの提言です。一般に、プログラムを用いて生成されるリズム構造は、過度に複雑化して聴衆の理解が追い付かなくなるか、プログラムの構造を提示するために過度に簡易化してしまうことが多くあるように感じます。本作では、リズムを構築するプロセスをゲームというシステムに内包することで、映像で示される“戦況”が“楽譜”の機能を兼任します。結果、ゲームの進行がリズム構造の変遷の理解を助け、複雑なリズムを認知可能にしています。詳しくはvimeo(動画サイト)の概要にありますが、とにかく音楽を『楽しく高次化』できれば嬉しいです。」
久保さんと川島さんは、「D+D」名義でユニット活動を行なっています。サイト等が開設され次第、本HPでもご紹介いたします。
引き続き、奨学生のみなさんのニュースを掲載してまいります。
【D+D】
D+Dは、音楽、アート、デザインの観点から『対象の根幹にある潜在的な必要性を捻る』ユニット。
事物がなぜ「そうあるのか」の根源を明らかにし、その根源が持つ別の可能性を提示する。
今作〈Rhythopus〉では、リズムのアルゴリズミックな生成手法を用いた「音楽の受容」という体験を、聴衆の認知という視点から再定義した。
【久保 暖】
1992年、神奈川県横浜市出身。クマ財団2期生。
独自の手法で有機的な電子音を生み出し、前後関係に依存する連続的な楽曲展開を構築する。今夏、ソロワークをはじめ多数音源のリリースを控えている。
東京藝術大学大学院 音楽研究科 音楽文化学専攻 音楽音響創造研究領域修了。
東京藝術大学大学院 美術研究科 デザイン専攻 空間演出研究室在籍。
twitter: @KuboDan
【川島 大輔】
1993年、岐阜県岐阜市出身。
連結、強調される部分を主題にした作品を制作。
東京藝術大学大学院 音楽研究科 音楽文化学専攻 音楽音響創造研究領域を修了。
twitter: @kawashima_staff