松本 新さん、10月14日(土)から日本橋「NEORT++」にて三人展「inter[display]」を開催

7期生の松本 新さん、2023年10月14日(土)〜10月29日(日) まで日本橋「NEORT++」にて三人展「inter[display]」を開催！

inter[display]

「NEORT++」にて、三人展「inter[display]」を開催します。
参加するのは、メディア関連技術を活用した作品制作を行うKosaku Namikawa、フリーランスのフロントエンドデベロッパとして活動する傍ら、メディア・アート作品の制作を行うarata matsumoto、日常生活の中で起きた体験を用いて制作を行うmokuの3名です。

【Statement】
displayという英単語には、陳列という意味が含まれている。陳列という言葉を聞いてまず連想するのは、スーパーマーケットや百貨店など、小売店における商品の規則的な配置ではないだろうか。これらの配置は店によって恣意的に決定される。displayは展示とも訳せるが、両者間に本質的な差異はなく、その定義の境界を曖昧にする。スーパーマーケットの営業はそのまま展示となりうるし、その逆も然りである。

像の表示装置としてのディスプレイは、そのフレームの物理的、概念的性質の変遷が顕著に見てとれる。フレームは徐々に消失しながら、使用する主体へと近づいている。
またディスプレイという概念が登場して以降、それは短い期間で社会へと定着した。こと本展の作家をはじめとするデジタルネイティブ世代にとっては公然のメディアであり、フレームで区切られた世界は現実のものとして我々の人間生活に作用を及ぼす。SNSという新たな概念の登場によって生活が一変したことは記憶に新しいが、ハードとしてのディスプレイとその中で実装されたソフトが、我々の認識や価値基準を簡単に書き換えることはなんら想像に難くない。

本展がこうした現状の中にあって、ディスプレイというメディアについて再考するきっかけとなれば幸いだ。

この機会にぜひご高覧ください。

【inter [display]】
■会期：2023年10月14日(土)〜10月29日(日)
■時間：14:00 – 19:00
■休廊：月・火・祝日
■場所：NEORT++（東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F）
■参加アーティスト：kosaku namikawa, arata matsumoto, moku
■詳細URL：https://two.neort.io/exhibitions/inter_display