第9期生

石井 飛鳥

ASUKA ISHII

メディアアート

実験美学

札幌市生まれ。慶應義塾大学SFCを卒業後、情報科学芸術大学院大学 修士課程所属。物理的隔離では説明できなくなった、現代のメディア環境における「一人」という状態の再定義を行うために、AIやソーシャルメディアを用いた制作と、実験心理学の手法を用いた認知の分析をする。

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ポートフォリオ

《Liminal Virtual Space》2023

窓の向こうには、無数のYoutube Liveの中から視聴者数が0人、つまり誰もいない配信のみが表示される。ネットに接続されつつも、誰とも場を共にしない実践、あるいは作品の前には誰もいないのに、ネットには一人の視聴者がいる実践によって、インターネットに人がいるということの可能性/不可能性を問う。

《Daily Report -performance-》2023

石井の日記を学習した文章生成AIと石井自身が、1 行ずつ今日の日記を書き、声に出して詠むパフォーマンス。 石井は日記を声に出して詠む一方、AI は生成中に発せられるGPUの電磁波を増幅させてノイズ音に変換し、計算機の声として鳴らす。日記の執筆を通して、人とAIが「二人で一人」になる実験を行う。

《Attraction of Image》2024

生成AIのプロンプトに「江ノ島」と入れて生成したイメージ、そのイメージを後から現実の江ノ島で模倣した写真、写真の撮影箇所を巡るビデオエッセイで構成されるインスタレーション。かつて「絵島」と呼ばれた江ノ島のリサーチを踏まえ、イメージと現実、それを媒介するネットとAIの関係にを明らかにする。

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