第9期生

木本 大貴

DAIKI KIMOTO

絵画

メディアアート / パフォーマンス / インスタレーション

2000年大阪生まれ。ムテシウス美術大学メディアアート専攻に在籍。インターネット上の情報システムと個人の記憶をテーマに、パフォーマンスや絵画を通じて時間の在り方を探求し「経過する時間とは何か」「記憶はどのように構築されるのか」という問いを体験的なアプローチによって表現している。

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ポートフォリオ

《Like a River》2023

このパフォーマンスは過ぎゆく時間と記憶の認識に深く根ざしています。2 時間かけてキャンバスの上に 10 mの長さの線を描いていきます。この過程で、観客は積極的に参加することが求められます。色はパフォーマンスの動き、寸法、時間枠は決められたルールに従って次第に混ざり合い、統一された表現が生まれます。

《Time Line》2022

このパフォーマンスは、ハンブルクの「Freitag Store」で行われ、店員の勤務時間に合わせて 6 時間にわたり窓に線を引きました。窓枠は、ビデオストリーミングサービスの進行状況バーを象徴し、ゆっくりと線を引くことで時間の流れを表現しました。窓は内と外の世界を繋ぐ橋のような存在です。

《Playlist》2024

私の作品は、インターネットと個人の記憶の関係を絵画を通じて探求し、時間と記憶の複雑さを視覚的に表現しています。音楽ストリーミングサービスでは、曲の残り時間が常に画面に表示されるタイムラインの長さは一定で再生時間に応じてカーソルの移動速度が変化します。私の作品も、見える線の長さは常に一定です。

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