第9期生

作田 日々果

HIBIKA SAKUDA

パフォーマンスアート

実演

2002年神奈川県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻在籍。
身体と環境の接点にある行為に着目し、パフォーマンス作品を制作する。行為による態度を表現とし、土地へのアプローチをきっかけに世界をどのように感覚し、応答できるかについて実践を試みている。

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ポートフォリオ

《shika dance》2022

海岸線で石を並べ、それを波が崩し、また並べることを繰り返すパフォーマンス。
存在には秩序が伴う。呼吸、細胞の新陳代謝、歩くリズム。しかし、存在が刻む秩序は他者の存在や環境に簡単に損なわれてしまう。それでもこの世界で秩序を積み上げることの意味を行為を通じて探った。

《計算・機》2024

群馬県桐生市の織物工場跡地でのパフォーマンス。ジャガード織機が複雑な織模様を織り出すプロセスをある種の計算行為として解釈し、市内を流れる川の石とチョークを用いた計算行為を7日間にわたっておこなった。身体と計算、抽象的な概念と物質の移動を行為の反復によって捉え直す。

《錘のエナクション》2025

代官山ヒルサイドギャラリーで発表したインスタレーション作品。かつてこの地で人々は漁をおこなっていたという。その際に使われた石製の錘を、重力や他者の存在をキャッチする道具という視座から捉えた。石を錘の形に加工したものと浮との緊張感のある関係性により、展示空間における他の存在が感覚される。

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