第8期生

本岡 景太

KEITA MOTOOKA

彫刻

制作のルールは、目の前に起こる造形のためのものであった方が良いと感じている。僕らが抱える目的のために、彫刻が立つならば、世界はなんて寂しいものになるだろうか。造形的な明快さを求めていても、諸問題において単純化させることのみが重要だとは限らないというのがポイントだろう。

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ポートフォリオ

《Detach and Adhere》2024

紙と酢酸ビニル系樹脂を用いる独自の技法「歪曲張り子」による作品である。
制作していた場所であり、展示する場所でもあった空間を、作品の視覚的なイメージとして取り入れている。

《電柱の風景》 2024

紙と酢酸ビニル系樹脂を用いる独自の技法「歪曲張り子」による作品である。
酢酸ビニル系樹脂による制作では、その硬化の段階で、素材が内向きの方向へ力を向けている。

《カモメと絨毯》2024

紙と酢酸ビニル系樹脂を用いる独自の技法「歪曲張り子」による作品である。
これまで張り子の内部に隠れていた芯材を、ヴォリュームとして暴露した作品である。
本作において、芯材は芯材のみでの自立が叶わず、もちろん張り子も、それ自体での自立ができない構造になっている。

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