第8期生

Kevin LEE C.Y

Kevin LEE C.Y

絵画

1999年香港で生まれ育ち、現在は東京造形大学絵画専攻に在籍。作品は香港が抱える諸問題や、グローバル社会や植民のメカニズムやアイデンティティーの概念を表現している。特に出稼ぎ労働者の家政婦から見えてくる香港社会をテーマにした作品を多く制作。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

《What do you wanna eat tonight, Kevin? Anything else but FISH!》2023

作中の人物は、自宅で働いていたインドネシア出身の家政婦をモチーフにした。彼女は宗教の理由で肉を食べることを禁じられている。そのため、私は毎日当たり前のように魚を食べていた。香港で働く外国人と自身の、香港だからこそ築かれる独特なつながりや関係性を表現したい。

《What do you wanna eat tonight, Kevin? Anything else but FISH!》2023

《Are you being naughty again,Kevin?》2023

看板はインドネシア語で「不法投棄違反した場合は起訴されます。」を書かれている。外国人家政婦が直面する労働条件、社会的な孤立、文化の違い、自己のアイデンティティの認識などを探究したい。

《Are you being naughty again,Kevin?》2023

《The empty 120 seconds (July 1 1997)》2023

1997年の7月1日、香港の主権がイギリスから中国ヘ返還される式典が行われた。イギリス国旗及びイギリスの植民地を示すブルー・エンサインの旗が降納され、中国の国旗及び香港を象徴する花であるバウヒニアを描いた新しい旗が掲揚されるまでに空白の、どこにも属さない、人間として、生きていた120秒があった。

《The empty 120 seconds (July 1 1997)》2023

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