第5期生

久坂 蓮

LEN KUSAKA

小説

詩/文章表現

日本大学芸術学部文芸学科卒業
放送大学全科履修生 教養学部心理と教育コース在籍

男性でも女性でもない性自認をもつノンバイナリー・ジェンダーとして、小説や詩といった領域の分断に縛られない、二者のあいだにたつ文章表現をこころざしている。

影響をうけた作家に倉橋由美子・黒田夏子・多和田葉子など(敬称略)。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

KUMA EXHIBITIONでの展示作品

鱗甲(2021.3)

2000文字以内という制限のもと、謎の研究施設でおこなわれる龍の解剖をえがいた。
執筆にさいして生物分類学や動物解剖学にまつわる書物をよみあたり、龍の種分類や解体の描写に現実味をもたせている。

画像のつづきは
https://note.com/otofu3651/n/n9b71518c0310

白獣(2017.5)

『現代詩手帖』2017年8月号に掲載された原稿。
当時は乳幼児がはなす喃語やジャーゴンに興味があり、後天的に獲得された日本語の体系以前に人間がもっていた言葉や、ノンバーバルな音のひびきを作品にいれてみたいとおもっていた。

本サイトへの掲載にあたり、一部修正をくわえている。画像は冒頭部。

パントマイムデイト、ないしは首をめぐる不随意な詳述(2021.3)

新約聖書を自己流に書きかえた作品。

首を切られた洗礼者ヨハネの胴体が、亡霊となって今では使われなくなった聖堂の前庭をさまよい、聖堂の最上階には、かれの首を抱いたへロディアの娘(サロメ)が、腐敗処理をほどこされて柩によこたわっている、という設定。

句点をもちいず読点だけでながい文章をつないだ。画像は冒頭。

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