第8期生

村田 舞

MAI MURATA

音楽

「言葉」と「空間」を通じた音楽表現に興味を持ち、人間同士の感情やフィーリングを創作に反映させている。近年の作品では、AIと人間の声を融合させた作品を発表。現代音楽を中心に幅広いジャンルで活動。国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程2年作曲専攻在籍。

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ポートフォリオ

《同調圧力》2024

これまでの23年間で、《同調圧力》を感じる場面が多くあった。《同調圧力》に抗いたい人をダンスで、屈する人たちを声(AIと人間)とピアノでホール全体で擬似的に表現した。ダンサーは周囲から暴力的な言葉を浴びせられ、観客には《同調圧力》の影響を異なる視点からこのテーマに共感を得ることを目的として制作した。

《同調圧力》2024

《About the motion of the universe》2023

クラリネットとテナーサックスの2本の楽器による空間移動に伴う音響効果の探究を行った。クラリネットで電子、サックスで陽電子を表現し、電子顕微鏡で拡大するように、原子から素粒子までの7つの動きパターンで3次元的に音が空間移動していく。音色は元素の周期表を参考に制作している。

《About the motion of the universe》2023

《Motion of elementary particles》2022

この作品は、余韻と残響に着目したオーケストラ作品である。21世紀の新しい音楽は演奏しやすく多様化しており、SNSの普及で誰でも音楽を表現できる。私はヒッグス粒子に着目し、4つの要素(密度、衝突、反復、解)で表現した。ヒッグス粒子の発見や素粒子の動き辛さは、現代の多様化に通じるものがあると考えた。

《Motion of elementary particles》2022

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