第9期生

齊藤 美帆

MIHO SAITO

彫刻

特定の用途や機能のために生み出された物を模した外見的特徴を持ちながらも、特定の目的のために存在しない立体物を主に制作する。
日常の中の産業物を彷彿とさせるような素材を用いながら、物体の認識に対する疑問を投げかけ、「日々見てきたものの正体」を再考することを試みている。

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ポートフォリオ

《non objective object #1》2023

継続し制作を続けている"non objective object (目的のない物体)シリーズ"の一つ目の作品である。何を見ていたのか、何と認識していたのか、なぜそのように思っていたのか。曖昧な意識、固定観念と既成概念。過ぎゆく日々の中で視界の端を通り過ぎたもの。広がりと展開を続けながら現在まで至る。

《non objective objects #1》2024

non objective objects(目的のない物体群)シリーズの一つ目の作品である。全く異なる文脈を想起するオブジェクトを一つの作品として構成した時、そこに何を観るのか。何かを認識する時、その物だけを見てはいないのかもしれない。タイトルは渾身の小ネタであるが、誰も笑ってくれない。

《non objective object #12》 2024-2025

「藤沢市アートスペース」にて行われているレジデンスプログラム、"Artist in FAS 2024"にて制作した。藤沢市内のどこかに在る物だと公表しているが、まだ正解は聞けていない。この物体を探しながら街を歩くとき、知らないうちに見過ごしてきたものに気づくかもしれない。

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