第10期生

坂本 那々莉

NANARY SAKAMOTO

絵画

2001年生まれ、東京藝術大学大学院在籍。自身が監督・主演・演出を行う架空の映画のワンシーンを絵画化。スクリーンの向こうの自由な自己像を、絵の具という確かな物質へ昇華しキャンバスに定着させる。フィクションと現実の狭間で、自らや同時代の女性を肯定する「装置」としての絵画を試みている。

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ポートフォリオ

《“前後の吉凶がどうであれ、最後は悔いのない幕引きを”》 2025

雪の中、覚悟を決めて遠くを見つめる女性。髪はほつれ、表情は疲れ切っている。左右の獅子はどちらも「阿形(あぎょう)」の姿をしており、これは長い物語の始まりを示唆している。

《“How much more grace do I need to leave you behind?”》 2025

字幕のシリーズは、鑑賞者がひれ伏すような黒い画面上に自ら考案したセリフを手作業で物質的なキャンバスの上に描き起こしている。
本作の前にたった鑑賞者がセリフという最小限の手がかりからそれぞれの人生や記憶を映画のように想起することを目指して制作している。

《“この高揚感、身体からするすると流れていってしまう感情たちを繋ぎ止めておきたいの”》2025

女性が派手なお化粧をつけたまま疲れて寝ているシーンを描いた。舞台女優が楽屋で休んでいるようなイメージで制作した。
女性に対して向けられる視線と、その視線の向こう側にいきるリアルをテーマにしている。

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