第9期生

白井 桜子

SAKURAKO SHIRAI

インスタレーション

兵庫県出身。京都芸術大学・バンタンデザイン研究所卒。現在、京都芸術大学大学院に在籍。視覚の不確かさや曖昧さを通じて、「見ること」の本質を問い直す作品を制作。

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ポートフォリオ

《creep series / Untitled》2024

布に熱を加えて生まれた皺や歪みを縫い重ね、有機的に増殖するような形態へと変化させた作品。空間に浸食する異物として、光を滲ませながら視覚と触覚の境界を揺さぶる。

《suture series / frame#1》2024

反復するドットやグリッドが視覚を撹乱し、地と図の境界は絶えず揺らぎながら反転を繰り返す。認識のズレや歪み、過剰な視覚情報が、見るという行為の不安定さをあらわにし、「見ること」そのものの構造を浮かび上がらせる。

《corpus series / untitled#2,untitled#3》2025

確かであろうとするかたちの不確かさをめぐるシリーズ。視覚的な秩序の中に滲む揺らぎやズレ、制御から逸れる痕跡を通じて、見ることの不安定さと、身体や自己の輪郭の曖昧さを浮かび上がらせる。

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