第9期生

大竹 平

TAIRA OTAKE

建築

2000年愛知県生まれ。京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻に在籍。建築のデザインを、「創り方」とその過程に流れる「時間」から捉え直すことで、社会や都市、人々の生活とのあいだに「動的平衡」を築く建築を追求している。現在は、カールスルーエ工科大学建築学部に留学中。

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ポートフォリオ

《繕いの解体新処》2023

大阪の鶴橋商店街。店舗の外壁を型枠材に、コンクリートの「壁」を打設する施工法の提案。「壁」は、店舗を補強する延命装置でありながら、同時に、解体後、店舗の型やテクスチャを転写した「壁」がその場に遺ることで、かつての風景を想起させる記憶装置ともなる。【壊し方】と【建て方】のデザインによる商店街再開発。

《花遊百貨小路》2022

結構の勝ち負けは、誰かが、何かに対する想いを、刻み込み続け、使いこなし続けてきた「愛着」の証だ。京都最小の商店街 花遊小路商店街を切断し、持ち上げ、繋ぎ直す中で、百貨店へと再編する。京都のまちに重層するかつて「玩具箱のよう」と称され歴史が、形をもってそのまま高層化を果たす古くて新しい商いの場。

《Kaleido》2021

住民同士のココロの距離に寄り添うように、弱い境界線で間取り(カラダの距離)を描けれたのならば。まるで、自らのココロの様相に応じて洋服を選び、自らのカラダに身を纏うように。「カーテンをめくる」という営みによって間取りを構築する。ココロはカラダ、そしてカラダの先にある住空間と写し鏡のように連動する。

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