第8期生

金子 照由

TERUYOSHI KANEKO

建築

建築の歴史とは、つくりかたの技術と紐づいてどのように建築が変化し新しい社会や生活を生み出してきたかを示すものです。私はロボティクス研究と設計の両輪を回すことで、ロボットという新しいつくりかたがどのような少し先の未来の建築を生みだすのかを設計する建築家になりたいと思っています。

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ポートフォリオ

《Architecture of Bits》2024

ロボットは建設重機に比べて幅が小さいため狭隘空間での施工が可能であること、三次元的で極めて複雑な構造物を建設でき多様な空間をつくることができること、この二点で従来の建築や都市のあり方を大きく変える可能性がある。本設計は、狭隘空間において住空間と業務空間を活性化する極めて複雑かつ多様な空間を設計した。

《Heuristic Fabrication》2023

ロボットファブリケーションでは計算処理速度が早くかつ精密な施工が可能である一方で、高度で複雑なファブリケーションプロセスに人間の直感や創造性は関与することが難しい。本研究では人間の恣意性とロボットアームの精密性を両立するデザインプロセスを開発した。

《Tensegirty Origami - HP shell》2023

通常のテンセグリティ構造は張力を導入すると変形しない剛な構造となるが、この構造は張力をかけるワイヤが一直線上に並ぶために回転ヒンジとしてふるまう、「折り畳める」テンセグリティである。このようにして得られた回転ヒンジはねじれの位置に存在しており、少しずつねじれていき螺旋面を構成する。

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