第9期生

今枝 祐人

YUTO IMAEDA

メディアアート

詩 / 短歌

2002年生まれ。東京藝術大学 先端芸術表現科 卒業。
短歌や詩などの言語表現をもとに、電光掲示板などのメディアを用いたインスタレーション作品を制作。大衆広告と私的な言葉という対比する存在を合わせることで、不特定多数の個人の日常に詩を登場させたいと考えている。

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ポートフォリオ

《Inword facing Outward》2025

私はこれまで、自分の思いに形を与えるために、詩や短歌などの言語表現を行ってきた。この作品では、持ち運べる電光掲示板を作り、そこに自作の詩を表示して、街中を歩いた。これは街から言葉を持って帰り、自分の言葉に濾過してから、また街に還すという循環的な行為である。

《270 キロの逃避行》2024

新幹線のような空間と、横書きから縦書きに回転する2枚の電光掲示板を用いた作品です。作家の言語表現に対する葛藤をもとに、詩と短歌、距離と恋愛、逃げることの意味についてのストーリーを創作した。登場人物のセリフや心情を詩と短歌で表現し、モニターの回転や空間音響を用いた演劇のような形を取る。

《いつか会えます いつか会えません》2021

靴の裏に短歌を綴った文字が掘られていて、歩くたびに後ろの砂の上に短歌が刻まれて行く。足跡は歩くだけで地面にうつり、自然に消えてずっとは残らない。世界に対する些細な介入として、足跡で自分の言葉を残すことを試みた。

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