2022-23
《私と影》
昔から足元にいる自分の影をみる癖がありました。
ひとりぼっちで影を見つめる。
私は影に話しかけます。すると影が微笑みます。
影の黒さは決して
恐ろしいものではありません。単純なものでもありません。
でもそれはきっと私も同じ。
複雑に混ざり合う何かでできています。
そんな私を1 番理解してくれている相手との会話は
何よりも安心し、嬉しい気持ちになり
窮屈だった心が解けていく感覚になります。
もうどっちが私なのか影なのか分からなくなるくらい
いちばんの友達なんて言葉じゃ足りないくらい
私たちには絆ができていました。
そんな素敵なことが起きればいいな。
「鏡をみると落ち込むけど
足元の影を見ると元気が出るの。」
これは私と影の小さな物語です。
▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment vol.9『pneuma -息衝く-』
▷▶▷▶ギャラリートーク:https://www.youtube.com/watch?v=vQKWBhZPMv4
©HANA