《outside of the line》

このプロジェクトは、人々とのある種のコミュニケーションを求めていたものです。
事前のワークショップで参加者の描いた線とその線に与えた意味に基づいて、それぞれの線の外側（outside of the line）に自分の理解を加えて二次創作を行い、友禅染で一連の夢境のような風景を作成しました。
これらの画面の中、「私」の存在を象徴する子たちが参加者の白い線と何らかの関係でつながり、悠然と遊んだり、休んだり、無邪気に周りの世界を観察したりして、楽しんでいるのです。対立や緊張感のない緩い空気だけが流
れています。そこは、対話をする場所です。人々は互いのことを理解するのに不可避的暴力性を認めた上での、無言な、温和な、柔軟な対話が続いているのです。