2022-23
《平面位相記録板を用いた超音波空間位相再生装置》《立体位相記録板を用いた超音波空間位相再生装置》他
私はコロナ禍における物質世界での情報量の欠落を目の当たりにすると同時に実質世界との融合を実感することがあります。しかし、それは実質世界の情報量が増加することで物質世界に近づいているわけではありません。技術的な問題で情報量が制限された実質世界と、感染対策によって情報が欠落している物質世界によって全体の情報量が減少することでの「消極的」な融合であると言えるのではないでしょうか。私はこの問題に対して新たなメディアを創成することで実質世界・物質世界双方の情報量の増加による積極的融合を目指しています。その一つの手段として現在は超音波触覚提示技術の簡便化と普及に挑戦しています。
▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment vol.4『はっきりとしたかたちをもたない』
▷▶▷▶ギャラリートーク:https://www.youtube.com/watch?v=0iW7M8kT6zk
©MOCHIZUKI SOMA