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金子 太一

TAICHI KANEKO

建築

構造/エンジニアリング

2022-23

《桶箱工法》

桶や樽のように、複数枚の木の板を外から締め付けるだけで成立する立体では、平面幾何学だけでなく立体的に自由曲線を描けるのではないか。
そんな問いから始まったこの作品は、中に通っているベルトを締め付けるだけでこの形状が成立している。それぞれのパネルはプログラムから導き出された形態として管理され、あらゆる形状を実現する。
この工法を私は「桶箱工法」と名付けた。
このプロセスを建築的に解釈すると、成形したパネルを現場で組み立てるプレカット工法であり、木の壁式構造とも捉えられる。これらの関係性が自由形状をもって成立させることで、これを工法プロセスとして提案する。

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment vol.5『箱の中の交差点』
▷▶▷▶ギャラリートーク:https://www.youtube.com/watch?v=aPHq9F0Nsec

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