第6期生

金子 太一

TAICHI KANEKO

建築

家具/エンジニアリング

東京藝術大学建築学科在籍。木工や鉄鋼、伝統工芸の基本制作に対してデジタルファブリケーションを用いた制作を行い、「力学的な合理性」や「素材としての合理性」を求め、建築として応用されていくことを目的としている。主に家具や彫刻の制作と、素材の開発に注力し、プロセスの新規性と手法としての確立を目指す。

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ポートフォリオ

KUMA EXHIBITIONでの展示作品

KEYAKI KAGU

パン屋さんに設置する家具を制作。ARを使った木材加工の手法を考案。3dスキャンをした木をデジタル上で設計し、加工する手順もCG化することで、現場では実際にHololensをかけて切断をする。寸法を基に墨付けをしていたところから、ARを用いた「デジタル墨付け」を行い、加工の簡易化を目指した制作。

Concrete Shell

コンクリートを素材としたシェル構造の形をパヴィリオンとして制作。CNC加工機を使用して出力した木を用いて型枠を作り、コンクリートを打設。構造計算を組み込みながら厚みを変えるなどの工夫から形態の合理性を求めながら制作。

乾漆ブロック製法

漆の乾漆技法を応用した、乾漆ブロック製法を提案。軟質ウレタンフォームのような、立体的な繊維に対して樹脂を含侵させ、柔らかい素材を硬化させる。さらに硬化させる段階で内部で密度変化を造ることで恣意的な強度変化をもたらす。これは、現代のFRP製法の発展形と考えており、素材開発として研究を進めている。

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