2023-24
《 L.f.M.002 》《 ある影の話 》《 バッタの公園 》《 つちのこ採集 》
紙の上に書かれた文字、ひらがなの詩、大和絵の中で見た読むことのできない筆跡が、言葉であることをやめたかのように、ひとつの風景としてそこに立ち現れること。手の先を伸ばして、土の粒の重なりに触れる。そっと掬うとはらりとこぼれ落ちる土に潜んだ文字のすがたは、キャンバスや紙の目に、絵の具の粒子がすべり落ちていくさまによく似てる。そうやってひとつひとつ、確かめながら制作しています。
▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2023-24 vol.5『Pendulums』
©HINAKO MIYABAYASHI