
2024-25
《Naked Apron》
日本のアニメ文化における有名な性的表象「裸エプロン」がアメリカ軍が所持していたpin-up photoから戦後日本に持ち込まれたとされる一説を起点に、作者がドイツ滞在中日本人女性としてまなざされた経験や過去の性暴力に関する記憶と、長らく女性やクィアが戦争や政治の文脈の中で周縁化されながら性的客体として抑圧・利用されてきた歴史との繋がりを探るパフォーマンス映像作品。作者自身がライフワークとして行っているドラァグ・クイーンの過剰装飾性やクィアカルチャーのレジスタンスとしてのフェティッシュ性、身体の拡張性の力に着目し、アニメ文化において性的客体化と異性愛規範を象徴する裸エプロンをクィアで抵抗的な文脈へと描き直す。
▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2024-25 vol.7 『余白/blank/freiraum/空白(Kung¹ baak⁶)』
©Moche Le Cendrillon


