第7期生 | 第8期生

のもとしゅうへい

SHUHEI NOMOTO

小説

詩 / 漫画 / 出版

2024-25

《すとりいとびゅう》

この本は、ことばの手前に立ち上がる私的なイメージを観測するために制作された。たとえばわたしが〈雨〉という一つのことばを思い浮かべる時、わたしの代わりに、わたしの記憶や感情の集積を踏み分けて〈雨〉に到達する架空の身体の気配があり、その移動には元々ことばが規定する意味そのものとは異なる奇妙な具体性がある。一人の人間の意識が既存のことばへ結びつくまでのプロセスを、わたしはどこかひと続きの風景のようにとらえているのかもしれない。ことばと個人の間に隔たる距離や時間について想像しながら、そこに付随して引き起こされる運動を絵を描くことで記録している。

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2024-25 vol.6 『夕暮れを待つ星』

《すとりいとびゅう》2025
《すとりいとびゅう》2025

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